北海道透析療法学会会員の皆様へ


 春分の日も間近となり、日差しに力強さを感じる季節になりました。

 北海道透析療法学会の皆様には、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)対策のなか激務の続く日々と存じます。

 ここ数日Covid-19新患数は減少傾向となり、緊急事態宣言は解除・ワクチン接種も始まっておりますが、安全に学術集会を開催するには遠く及ばない情勢と思われます。さらに今後は変異ウイルスによる新たな局面展開も懸念されます。例年であれば春の定時学術集会を準備する時期となりましたが、この現状を踏まえ常任幹事会・幹事会で検討を重ね、誠に残念ですが今春は学会開催を見送ることとなりました。皆様の研鑽の場をご提供することが出来ず、誠に申し訳ありません。学術集会によるクラスター発生は絶対に許されないことを踏まえ、ご理解を賜れれば幸いです。

 また、内規により現執行部の任期は今春の総会までとなっておりますが、執行部選出のための幹事会開催が困難であることから、任期延長を幹事会でご了承いただきました。現執行部の任期は来年の総会までとなります。ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

 透析施設でCovid-19が発生すると、その影響は甚大となります。道内でも数件の発生が報告されておりますが、就労不能スタッフが多数発生すると透析業務の継続が困難となります。COVID-19透析スタッフ支援事業サポート本部によるスタッフ派遣事業等により、診療活動を継続できた事例も増えてまいりました。228日に開催されました「透析スタッフのための感染防護教室 #1」においてスタッフ支援事業の実例報がありましたが、透析室内でいつCovid-19の発生があっても不思議ではない状況はまだ当面続くと思われます。本事業へのご理解とご協力を賜れれば幸いです。あらためてよろしくお願い申し上げます。

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 残念ながら現在の社会活動制限は当面続くと思われます。皆様におかれましても、くれぐれもご自愛いただけますようお願い申し上げます。


                                2021年39

                               北海道透析療法学会

                                 会長 前野七門